オフィスエントランスでのデジタルサイネージ導入

デジタルサイネージといえば、ビルボードや電車内、お店などに設置されているものを思い浮かべる人が多いかと思います。実際弊社でも、お店などのプロモーション用途やビルに設置して広告目的で付けられるお客様は多く、「デジタルサイネージ」という言葉が一般化する前からこのような用途の利用が一般的でした。しかし近年では、オフィス空間、特に受付やエントランスでの活用が増えてきています。
オフィスのエントランスや受付は、お客様やビジネスパートナーとの最初の接点です。そこでデジタルサイネージを活用することによって、効果的に情報伝達やブランディングをはかることができるのです。
企業エントランスでの主な活用方法は大きく分けて次の3つです。
1.企業の取り組みを効果的に映像で伝える
2.エントランスの印象を変える
3.来訪者への利便性向上と効率化
1.企業の取り組みを効果的に映像で伝える
エントランスでお待たせしている時間に、映像を使って企業の取り組みを訴求することが出来ます。企業の歴史、事業説明や強み、商品の紹介や特徴など、来訪者の隙間時間で効果的に自社の紹介をすることが可能です。また、単に企業を紹介するだけでなく、ブランディングとして活用できるのも映像の強み。企業理念、経営ビジョン、コンセプト、CSR活動など、企業のブランドを浸透させるための映像により、来訪者への共感をつくることで、
顧客やパートナーとの絆をより強固にする効果も期待できます。
2.エントランスの印象を変える
主に演出としてのサイネージの活用です。例えばセールスフォース本社である、アメリカサンフランシスコのオフィスに設置されている、大型LEDビジョンを使ったサイネージ。
高さ約2mのサイネージと入り口エントランスが組み合わさり、そこに滝の映像演出が加わることで、大きな驚きの演出を生んでいます。
また、韓国のネクセンタイヤが建設した「THE NEXEN univerCITY」では、エントランスに幅30メートル、高さ7メートルの壮大なLEDビジョンのメディアウォールが配置されクリエイティブで芸術的なコンセプトが、映像を通して表現されています。
こういった演出としての活用にはLEDビジョンが適しています。
LEDビジョンは、施設と一体化させたり、サイズや形状を変えたり、半透明にしたりと、設置する場所に合わせた対応が非常にフレキシブルなのです。
また演出も映像を流すだけでなく、来訪者の動きなどに合わせてインタラクティブ性をもたらすことで、さらなるサプライズを起こすことが可能です。そのようなインタラクティブな演出は、日本ではチームラボが有名ですね。
3.来訪者への利便性向上と効率化
簡単なものでいえば、タッチパネル式の受付案内。部署名や名前をタッチパネルで選ぶと、その方を呼び出してくれるようなタイプのものです。
主に来訪者への利便性向上と効率化が目的かと思いますが、まだ導入効果としては弱いですよね。今後はサイネージとともにAIやカメラなどを合わせて利便性を高めていくことが考えられます。
例えばAI搭載の受付キャラクターが音声会話形で対応するサイネージ。人が対応するような柔軟性や対応力を機械にもたせて、自動化することで、大きな利便性向上や効率化が図れます。さらには、カメラと顔認証、データベースなどを組み合わせて、訪問しただけで対応者に通知出来るようなシステムも技術的には可能です。
今後の活用が大きく進みそうな分野といえそうです。
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